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股関節の病気

担当グループ

股関節グループ

診療時間

毎週木曜日 午後

診療する主な疾患

変形性股関節症、特発性大腿骨頭壊死症、臼蓋形成不全症

変形性股関節症

概要

股関節は、大腿骨の丸い先端(大腿骨頭)と、それがぴったりはまる骨盤側の凹み(寛骨臼)とからできています。この両方とも、表面には関節軟骨というツルツルした白い組織があります。股関節はとても大事な関節で、広い範囲で動かせるだけではなく、体重を支えます。このため、関節軟骨がすり減って無くなることがあります。これが、変形性股関節症という病気のごく簡単な説明です。この病気は股関節の痛みを引き起こし、睡眠中に痛みで目がさめることさえあります。また、動きが悪くなるため、階段がつらくなったり、速く歩けなくなったりします。

正常な股関節

重症の変形性股関節症

治療

重症の変形性股関節症に対する手術法の一つとして、人工股関節全置換術があります。大腿骨頭と寛骨臼の両方を、工業的に生産した部品で置き換えます。これらの部品を骨に固定するわけですが、その方法には、骨セメントと呼ばれる合成樹脂を使う方法(セメント法)と使わない方法(セメントレス法)とがあります。われわれは、大半の場合にセメントレス法で固定していますが、術中の判断によってセメント法もしています。また、セメントレス法でカップを固定する場合、しっかり固定する目的で、金属製のネジを使用することもあります。

下の写真は、セメントレス法で使用する部品とX線写真の例です。

セメントレス法で使用する部品とX線写真の例

  • 東京大学医学部附属病院 整形外科・脊椎外科
  • 〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
  • TEL:03-3815-5411  FAX:03-3818-4082
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